2021年夏アニメ「迷宮ブラックカンパニー」を全力でおすすめする理由

アニメ・漫画

2021年スタートアニメの一つ「迷宮ブラックカンパニー」(原作:安村洋平先生)。先月12話でアニメ放送が終了したが、ツイッターでも「期待はしていなかったが意外と面白かった」との声が多くみられた。一話でも視聴すればわかると思うが、このアニメは、もはや異世界というジャンルに収まらない、新ジャンルといっても過言ではない。

現在「月刊コミックガーデン」で連載中、単行本で7巻まで出ており、最新8巻が11月10日に発売予定である。アニメも第一期が終了し、現在も大注目の「迷宮ブラックカンパニー」だが、その魅力は何か?について発信していきたい。

三つのみどころ

みどころ① ギャグのテンポが秀逸

異世界といえばハーレム、個性の強い女性キャラが主人公を取り巻く絵柄がいまや基本となっているが、迷宮ブラックカンパニーはそれにとどまらない。最強のヒロイン(男)「ワニベ」の存在があるからである。何をやっても周りより仕事が遅く、自尊心が低い小心者であった「ワニベ」だが、その目立たなさを主人公である二ノ宮キンジに買われ、チームを結成する。ワニベの面白さは、

  • その貧弱そうなキャラクターからは想像もつかないまさかの筋骨隆々の体
  • 二ノ宮キンジに呆れたときに出す何とも言えない「ええーーー」という声と表情
  • なんだかんだいって二ノ宮キンジや仲間が大好きな真面目さと底抜けの優しさ

などなど、、あげるときりがない。
ワニベのピュアさ&面白さは、絶対に原作を読んで&アニメを見てからではないとわからない。気になった方は、ぜひ原作を買いに走ってほしい。そのほかにも、「ただでは転ばない最強ニート、二ノ宮キンジ」の存在はもちろんのこと、「エンゲル係数を上げまくりだがとにかく可愛いドラゴン娘のリム」「真面目すぎる最強勇者̪キノウ・シア」、「お約束でもやっぱりあざとかわいい魔術師ランガ」からなるチーム、ところどころ現れるユニークすぎるモンスターんお討伐シーンなど、まさにページをめくる手が止まらないシーンが満載である。

みどころ② ドラゴン「リム」がとにかくかわいい

このアニメEDのリムたちの愛くるしいダンスを見て、かわいいと思わないことはほぼ不可能である。迷宮ブラックカンパニーは登場人物全員が主役級といっても過言ではないほど皆キャラが濃いのだが、その中でもドラゴンの「リム」はやはりキャラが際立っている。リムの普段の姿は超ド級美少女ドラゴン+娘だが、本来の姿は洞窟へ潜む最強ドラゴンなのである。どうやって、そんな凶暴なドラゴンが二ノ宮キンジの仲間になったかが気になる方は、ぜひ原作をチェックしてほしい。ここで、リムがとにかく可愛い理由をいくつかあげておこう。

  • おなかがすいたときのふくれっ面
  • 「二ノ宮キンジ」を「キンジ」と呼ぶとき
  • 無邪気に仲間たちと戯れる姿
  • でもやっぱりキンジが大好きなピュアさ

こちらもいくらあげてもキリがない。しかも、リムは場合や必要に応じてその姿を自在に変えることができる。「ちょっと怒った」「本気出す」ときに変化する姿は、正直女性であるchill子もどきっとしてしまうほどの美しさである。ネタバレになるので詳細は言わないが、単行本「5巻」でみられるリムの成長には( ;∀;)( ;∀;)である。

みどころ③ 主人公「二ノ宮キンジ」が色んな意味でカッコいい

これほどまでに痛快なポジティブ主人公、なかなか存在しないのではないだろうか。自分の欲望をかなえるためには絶対に諦めない、それでいて気の置けない仲間たちは絶対に見捨てない、最強のメンタルを持った主人公が「二ノ宮キンジ」なのである。二ノ宮が鋼の超ポジティブメンタルを手に入れるまでにはどうやら深い過去がありそうだが、そんな困難を乗り越え、どの時代、世界、世界線においても頂点にたつ、頭脳明晰さとずる賢さはどこかコロナ禍で鬱々とした私たちの心を晴らしてくれる痛快さがある。そんな二ノ宮の、名言をいくつか紹介したい。

俺は他人を騙したことはあっても自分を騙したことは一度たりとてないっ!

第六巻 p41より

俺は誰にも束縛されない高みに上らなければならない

そのためには現状で満足するわけにはいかないんだ

敵はそこらじゅうにいる 力を持つ奴が強いんじゃない 力のつけ方を知っている奴が強いんだ そういう奴は弱者が努力して近づこうとする間も牙を研ぎ続けている

それを覆すにはひたすら前に進み続ける信念・・・渇望が必要なんだ・・・!

真の敗北は俺の心が折れたとき・・! だから負けを認める・・・

負けを認めるわけにはいかないんだ・・・!

第7巻 p121より

俺は俺の思う正しい生き方をしているが・・・俺の正解は俺だけのものだ

他人に当てはめるもんじゃねえ

第2巻 より

などなど・・・。二ノ宮キンジのしぶとさ&メンタルの強さがにじみ出ているセリフたちである。。安村洋平先生は本当に二ノ宮キンジを通じて私たちに深いメッセージを伝えてくださっているとつくづく気づかされる。次巻以降もどんな名言が飛び出るのが、大変楽しみである。

ちなみに、二ノ宮キンジはまあそれなりに容姿はカッコいい(はず?)だが、彼が自身の欲望を丸出しにするゲス顔が何とも言えずたまらない、、( ´∀` )。鬼瓦も顔負けのもうすんごい表情である。気になる方はぜひ原作をチェックしてみてほしい!

マンガorアニメ どっちがおすすめ?

原作の大ファンであるchill子は迷わず「マンガ」といいたいところだが、実はアニメも相当面白く、マンガのよさが活かされている。小西克幸さんの二ノ宮キンジをはじめとして、ワニベやリムの声優さんたちも大変適役で、マンガの躍動感が生き生きと表されている。さらに、OPとEDの曲も視聴者のテンションを上げてくれるし、すべてが完璧な芸術作品となっている!

OPソング 「染み」/ HOWL BE QUIET

EDソング 「ワールドイズマイン」/ ハンブレッダーズ

二ノ宮キンジの名言も際立っているのも、リムの自由奔放ぶりが伸び伸びと表されているのもアニメのような気がするので、もしこの記事を読んで気になった方はアニメの1話から見てみることをおすすめする。ただ、いくつかのシーンはカットされているので、話の連結をしっかり知りたい方は、後からマンガを読むことをお勧めする。

まとめ

二ノ宮キンジの変化、キャラクターの活躍から全く目を離せない、コロナ禍時代に痛快な笑いと勇気を与えてくれる「迷宮ブラックカンパニー」。秋の夜長に、ぜひ「社畜の皆さんは」マンガを読み、アニメを見て、時には笑い、時には涙を流し、「会社のために尽くして」見てはいかがだろうか?

(続く)

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